メールマガジン

□■ 三笠のある風景特別編~運命的な出会いの思い出~ □■ (2015年2月三笠産業メールマガジン vol73-5)

 
 昨年11月19日に三笠新本社ビルの竣工式が行われ、一時的に間借りしていたビルから新社屋へ戻ることになりました。社員全員が新たなスタートへの強い志を持ち、現在約2ヶ月が経過したところでありますが、アメリカより心温まる贈り物が届きました。それは三笠とアメリカが固い絆で結ばれることとなった伝説の品、三笠タンピングランマーMTR-80Aです。今から約45年前の1971年(ちょうど筆者が生まれたころです)、現在アメリカ総代理店であるMultiquip社の創設者Irving M Levine氏と三笠は運命的な出会いをしました。当時、オーストラリアで開催された建機展で、Levine氏が当時の弊社オーストラリアの代理店のブースに立ち寄られ、情熱的なご商談を戴いたことがすべての始まりと聞いています。Levine氏はその展示会後に急遽アメリカへの帰国便をキャンセルされ東京の三笠産業本社に来社、その際アメリカでの販売権を懇願され、ご自身と同じフライトで今回の贈り物である三笠MTR-80Aタンピングランマーを運ばれたという伝説のお話が残っています。
 当時三笠の主力商品であったMTR-80AタンピングランマーとMVC-90Gプレートコンパクターの2機種でアメリカ市場開拓のビジネスをスタートさせ、当時のアメリカ市場では販売商品であったこれらの商品をレンタル機械としていち早く売込み、大きな成功をおさめられました。その頃のアメリカの建設業界では日本製品のほとんどが相手にされない状況下で相当なご苦労があったと聞いています。下手な文章で書いてもその当時の商売に対する情熱や背景はお伝えできないと思いますので割愛させていただきますが、それはまさに運命的という言葉がぴったりの“出会い”であったと聞いています。Levine氏は2002年の末に引退されましたが、そのあとMultiquip社を受け継がれました安田知行会長より、このたびの三笠新社屋落成への記念品としてLevine氏が残されました思い出の品、MTR-80Aタンピングランマー(演台)を贈呈戴くことになりました。安田会長のご厚意に対し、心より感謝申し上げます。 この大変貴重な品物を譲り受けたことに際し、当時の想いに耽るLevine氏からの手紙を過去の三笠ニュースから見つけ出してきましたのでここでその一部をご紹介させて頂きます。

『我々(Levine氏と京谷会長)が一緒に歩むに至ったのはまさしく”運命的な出会い”でした。貴兄との出会いは私の人生の中でも最も価値ある出会いであり、私が成功するきっかけを与えてくれるものでした。しかしながら、我々の関係はビジネスだけのものではありません。というのは、私は貴兄のことを親密で個人的な友人と思っておりますし、私がどんなことでもしてあげたい人であり、貴兄も同様にしてくれる、そういう間柄でありたいと思うのです。今日、三笠がこの国(米国)における小型建設機械の第一級のサプライヤーとして認められていることは誠に喜ばしく、この名声はさらに高くなるものと信じており、それはMultiquipの努力だけによるものではなく、御社からの卓越した技術力とサポートの結果で得られるものと信じています。』 (三笠ニュース第161号 平成15年4月8日発行より)

 技術力の継承とサポート体制の強化は言うは易しで簡単なことではないと承知の上ですが、この言葉を胸に刻み込み、時折、ルーツを振り返りながら後輩たちにも伝えていく義務があると思っております。今後もお客様に満足して頂けるモノづくりとサポートに尽力して参りますので今後とも三笠製品をご愛顧くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
 
海外営業部海外一課 向井記
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